菅原　祐香

私は前職で医療関係の仕事に携わっていて、転職を悩んでいた時に、単純に「法律事務所ってかっこいいな」「働いてみたいな」と思ったのがきっかけです。法律関係の知識が全く無かったので、不安が無いわけではありませんでしたが、前職で医師と患者を繋ぐ仕事をしていたので、前職のスキルもどこかで活かせるのではないかと思い挑戦してみようと思いました。

相談や打ち合わせに同席した際の議事録の作成、依頼人や関係先との電話対応などです。
主に借金分野を担当しているので、具体的には金融機関との連絡、裁判所に提出する資料の収集や弁護士の指示のもと書類作成をしています。弁護士の指示に沿った対応をするということが一番大切だと思いますので、自身で考えることはもちろん大事ですが、弁護士の考えに沿って対応するよう心がけています。

弁護士は「先生」と呼ばれる職業だと思いますが、基本的にはとても優しく一人一人個性的で、お話しするととても面白く、悩みや分からないことがあれば教え導いてくれる、まさに「先生」と呼ばれるにふさわしい方々です。

入所から数日間はマニュアルに沿って講義を受けました。電話・来客の基本的な対応や、法律事務所特有の注意点など数日間かけてしっかり学びました。マニュアルが整備されているので安心して学べる環境が整っていると思います。
その後は、相談への同席や実際に事件を担当していく中で、先輩事務員に伴走いただきながら仕事を覚えていきました。2カ月程度は常に先輩に質問しながら対応し、その後は、弁護士に相談しつつ自身でも勉強しながら仕事ができるようになったと思います。

入所してすぐ、上司から事務員能力認定試験（日本弁護士連合会主催）を勧められたので挑戦しました。所内には他に、秘書検定やいろんな資格に挑戦されている方も多く、専門知識も必要ですが、依頼人および関係先とのやりとりや接客に役立つ様々な資格を取得し業務に活かしている事務員も多いので、刺激を受けています。
試験対策として、平日に1時間、土日に半日ほど勉強していました

弁護士の仕事は専門性が高く、弁護士にしかできない仕事が多いと思いますが、そのため単純作業で事務員の活躍の場があまりないと思われるかもしれません。しかし、実際に入所し事件の対応をすると任せてもらえることも多く、単なる事務ということではなく、依頼人と関わることでチームの一員であること、役割や責任を実感できたことです。

事件が終結するときに、「この事件はあんなことで悩んだな」「ここは上手くいったな」など、1件終わるごとに自分の成長を感じ、できることが増える感覚があるので、特に事件の終結時にやりがいを感じることが多いです。

コミュニケーションを取るのが好きな方、人の気持ちに寄り添いながらも自分の意見を持ち、それをきちんと伝えられる方が向いているのではないかと思います。

弁護士と事務が同じ空間で仕事をしているので、分からないことがあれば誰にでもすぐに確認ができ、和やかな雰囲気の中、一人で業務に悩むということはあまりない職場環境かと思います。

依頼人に安心感を与えられるような事件対応をできるように、今後も、弁護士や先輩事務員から学びながら成長していきたいと思います。
そして、後輩が入ったときに私がこれまで得た知識をしっかり教えられるように指導力も身に着けていきたいと思います。

桑原法律事務所は、法律事務所で働いてみたいけれど知識がなくて不安という方でも安心して働くことのできる環境だと思いますので、ぜひ一緒に働けたら嬉しいです。